商店街に巨大懸垂幕登場

大島高校野球部の選抜出場を祝い、奄美市名瀬のティダモール中央通りに掲示された懸垂幕

甲子園で輝いて
大高野球部にエール振興組合ら

春のセンバツ出場を決めた大島高校野球部を応援しようと、奄美市名瀬中心商店街の事業者らでつくる名瀬中央通りアーケード商店街振興組合(松尾典昭理事長)と奄美市通り会連合会(森幸一郎会長)は28日、巨大懸垂幕を製作しティダモール中央通りに掲げた。後輩らの活躍に、地元商店街からも後押ししようと企画。大舞台での飛躍にエールを送った。

「地域一丸で応援しよう」―。同振興組合員が発案し、同通り会連合会に声を掛けた。費用は両組合で折半。決定に合わせてお披露目しようと10日ほどをかけて準備を進めてきた。

懸垂幕は縦3メートル、横2メートル。「祝甲子園出場決定おめでとう」の文字に、甲子園球場と球児に見立てたパステル調のイラストを配置しデザイン。通り内天井の3カ所に掲げた。

通りでは、出場決定を受けていち早く知らせようと、28日の午後4時ごろには取り付けた。巨大な旗の登場には、利用客らも足を止めて見学。懸垂幕と一緒に写真に収まる若者らの姿もみられた。

松尾理事長は「(出場決定の)一報を受け、改めてうれしさが込み上げてきた。コロナ禍の中、明るい話題を届けてくれた部員には甲子園でも輝いてほしい」と期待。懸垂幕の製作を手掛けたかわぞうの川畑孝信社長は「まずは勝利。目標のベスト8を目指して、また島に勇気を与えてほしい」とエールを送った。