公立高校入学者選抜出願

2022年度 公立高等学校入学者選抜学力検査出願者数

大島学区倍率は0・62倍
奄高情報処理と徳高総合は1倍以上

県教育委員会は15日、2022年度公立高校入学者選抜の出願者数(出願変更前)を発表した。大島学区は学力検査定員1026人に対して638人が出願、倍率は前年度から0・04ポイント増の0・62倍だった。学区内では奄美の情報処理科が1・13倍、徳之島の総合学科が1・00倍と定員を満たし、その他は全校全学科で定員割れとなった。古仁屋の普通科が0・25倍で、学区内では最も倍率が低かった。

コロナ対策 書類選考も可能に

学力検査定員は、募集定員から推薦などの内定者を差し引いた定員。出願変更は22日正午まで受け付け、最終出願者は24日に公表される。

県全体では、定員1万1265人(前年度比28人減)に対し、9192人(同94人増)が出願。倍率は前年度比0・01ポイント高い0・82倍で、11年度から12年続けての1倍割れとなった。また昨年に次ぎ過去2番目に低い倍率となった。

全日制では58校・123学科、定時制では2校・2学科で定員割れ。合計60校・125学科で定員に満たなかった。

大島地区では、県の倍率を上回ったのは奄美情報処理科の1・13倍、同家政科の0・90倍、徳之島総合学科の1・00倍、大島普通科の0・83倍の4学科のみ。喜界と与論は連携型中高一貫校だが、与論普通科から1人の出願があった。

県内全日制で最も倍率が高かったのは、鶴丸普通科と鹿児島南商業科の1・59倍。最も低かったのは山川園芸工学・農業経済科の0・18倍だった。

学力検査は、3月3日(1日目)に国語・理科・英語、翌4日(2日目)に社会・数学を実施。合格発表は3月16日の午前11時以降に行われる。また、新型コロナウイルス感染などで追試も受けられない場合の対処として、書類選考も可能とする措置が初めてとられる。