ANAグループが奄美群島フェア

お薦めの商品と笑顔のスタッフたち(左が市間豪店長)


奄美の自然に育まれた魅力的な商品が並ぶ棚


大島紬の生地を使ったマスクやコサージュの小物コーナー 

成城学園駅前で 地産品販売、魅力を発信

 【東京】小田急線「成城学園前駅」北口すぐにあるスーパーマーケットの一角に、ANAグループが奄美の地産品を販売する店をオープンした。おしゃれな店内には鶏飯や黒糖関連の商品などが並べられ、魅力を発信している。3月末までの期間限定となっている。

 奄美の物産を扱うのは、成城石井本店の併設スペース。日本各地の名産品を通じて、地域の魅力と出会える「地域の魅力を旅するお店。」を概念に、ANAグループが月ごとにエリアを変えて展開する「TOCHI-DOCHI」の一環。その栄えある、第一号として奄美群島が選ばれたもの。

 10日のグランドオープンに当たって、奄美を初めて訪れた市間豪店長は「自然の素晴らしさ、人の温かさに感動しました」と振り返る。同グループで事業開発部トラベルイノベーションチームに所属する市間さんは、「生産者の熱い思いを生かしていかなければ」と意気込みを新たにしている。

 およそ10坪の店内には、収穫されたばかりのタンカンやきび酢などのほか、大島紬生地を利用したマスクやポーチなど約100種類。大自然と、粋な職人の技が結集した魅力あふれる特産品がずらり。笑顔のスタッフたちと共に、来店者を優しく迎え入れてくれる。お茶に合うお菓子を用意するなど、配置も行き届いている印象だ。

 あるスタッフは「近隣の出身者が懐かしいと来店。料理に使っていますよ、とザラメを手に取る方もおりました。地域活性に役立てれば」と期待を寄せている。奄美の映像も流され、東京にいながら旅する気分になれるスポットは、世田谷区成城6丁目11-5(営業時間午前10時~午後8時)。「奄美へのフライト」は3月末まで。