ラジオ体操普及活動で「全国個人賞」を受賞した岡山嗣夫さん
「地域の健康増進へ普及したい」
９団体と５個人受賞
長年のラジオ体操への取り組みを称えてＮＰＯ法人全国ラジオ体操連盟、ＮＨＫ、かんぽ生命の三者は18日、２０２１年度「全国個人表彰」として奄美市名瀬小宿町の岡山嗣夫さん（79）を表彰した。岡山さんは「大きな賞を頂いて責任を感じる。地域の健康増進のためにラジオ体操の普及を続けたい」と受賞の喜びと、今後の活動について述べた。
同賞は、全国でラジオ体操の普及向上に寄与した功績が著しい団体及び個人を三者が選考し、基準を満たした団体個人を毎年表彰している。今年は全国から９団体と５個人が受賞した。
岡山さんは、自身のスポーツ推進委員の活動を通じ、市民の健康と明るいまちづくりのためにラジオ体操の普及活動を提案。13年に全国ラジオ体操連盟主催の「春季ラジオ体操講習会」を開催。その後、小宿ラジオ体操会「アマンクラブ」の立ち上げに参加した。
１級ラジオ体操指導士の資格を習得した岡山さんは毎朝６時半、アマンクラブ30人の会員と共に小宿第一公園で「正しいラジオ体操」を実践し楽しんでいる。
妻の節子さん（73）も同クラブ会員。毎朝夫婦仲良くラジオ体操で汗を流しているという。岡山さんは、「ラジオ体操で会員の融和と健康増進を図り、自身の生涯の生きがいとして普及発展に努めたい」と話した。