松屋銀座「鹿児島フェア」で奄美大島特集

奄美家庭料理を調理する三井幸樹さん円内はライブキッチンの案内と、出来上がった料理(写真は全て「みしょーれ奄美」提供)

奄美の家庭料理も実演

【東京】中央区銀座の百貨店・松屋銀座で、このほど「鹿児島フェア」が開催された。奄美からは、もずくやフリーズドライの鶏飯などが出品販売された。同フェアでは、奄美家庭料理の実演も行われ来場者の足を止めていた。

同百貨店での「鹿児島展」は、9日から15日まで「鹿児島の旬の美味、暮らしを彩る工芸品が大集合!」と題して開催されたもの。「奄美大島特集」は、地下2階の生鮮・グロッサリーコーナーで展開された。鹿児島の食品35種に交って、豊かな自然の下で育まれた「唯一無二のおいしさ」として、加計呂麻純黒砂糖、奄美もずく、真きび酢など6品目が並べられた。

13日には、品川区にある奄美郷土料理と黒糖焼酎が楽しめる店「みしょーれ奄美」(品川区西五反田1―16―1)からチーフマネジャーの三井幸樹さんが来店。ライブキッチンで腕を振るった。旧笠利町赤木名地区出身の三井さんは、奄美特産のきび酢を用いた「上品なもずく酢」と「さっぱり油ソーメン」を手際よく調理。もずく酢には、穀物酢、白だし、砂糖に、きび酢が混ぜ合わされ、油ソーメンでも、白だし、塩、コショウに加えられたきび酢が、味を引き締めているようだ。

(公社)鹿児島県特産品協会の事業部長・遠矢喬志さんは「これまであまり手にすることのなかった奄美の特産品を料理の材料として提案することで、購入していただくきっかけとなりました」と話した。時節柄試食はなかったものの、奄美のおいしさは伝えられていた。