本場奄美大島紬産地まつり開幕

「2022本場奄美大島紬グランプリ」「翔けあまみ」(本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト)審査会場。審査を行う審査員

紬グランプリなど3審査会 審査結果は25日公表見込み
一般公開は26、27日

「第39回本場奄美大島紬産地まつり」(同実行委員会、奄美市、龍郷町、あまみ大島観光物産連盟、奄美群島地域産業振興基金協会、本場奄美大島紬協同組合主催)が24日、奄美市名瀬浦上町の市産業支援センターで開幕した。初日は「2022本場奄美大島紬グランプリ審査会」、「翔けあまみ」(本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト)審査会、「第25回地球印競技会・各工程別審査会」が開かれた。事務局によると、審査結果は25日に公表を見込んでいる。各作品の一般公開は26、27日の2日間、同センターで行われる。

同紬産地まつりの開催趣旨は「奄美群島の基幹産業である本場奄美大島紬の振興を通じ、豊かな街づくりを促進するため、地元における紬に対する認識を深めると同時に市況が低迷している現在の不況ムードを払拭し、希望と生産意欲の高揚を図り、『活力ある産地づくり』を目的とする」としている。

「2022本場奄美大島紬グランプリ」審査会には、「泥染め部門」に47点、「その他部門」(白大島、化染、藍染め等の純泥以外の反物)に41点の計88点の出品があった。

午後2時から審査会を開始。小売店各社、流通各社、関係機関・団体、マスコミなどの関係者らが審査員を務めた。最優秀作品賞1点、優秀作品賞6点、大会賞12点を決める予定。

「翔けあまみ」(本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト)の審査会も午後2時から始まった。昨年の原図展の入賞図案を製品化した7点の出品があった。最優秀賞1点、優秀賞2点以内を決める。

「第25回地球印競技会・各工程別審査会」では、出品された88点の中から5部門6点(図案、染色、絣締、絣加工の各部門は1点、製織部門は2点)の優秀作品を選んだ。

一般公開(紬グランプリ、地球印競技会、翔けあまみ)は、26日(午前10時~午後5時)、27日(午前10時~午後4時)の日程で同センターで行われる。

各種表彰式(紬グランプリ、地球印競技会、翔けあまみ)は、3月1日午前10時から同センターで行われる。