活動報告をした「奄美こども調査隊」
方言で夢を発表
こども環境調査隊の報告も
2021年度奄美市生涯学習推進大会(同市教育委員会主催)の発表収録が27日、奄美市役所の会議室で行われた。小中学生たちは、島口による将来の夢や環境調査の報告を、保護者や関係者の前で元気に発表。自分なりに学んだ郷土の文化と環境についての意識を新たにした。
同市の生涯学習の取り組みは、心豊かで多彩な人材の育成と文化交流の創造を目指すことが目的。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催予定だった同大会を縮小して発表収録という形になった。
島口で夢を発表したのは市内11人の小中学生。地域の人などに習った方言を駆使し、シマ唄や身ぶり手ぶりで自分の夢を表現した。
山城そらさん(小湊小6年)は漫画家になる夢を発表。漫画家を「ヤッケな仕事」と言い、「絵と文のみで人々を感動させることは漫画家にしかできない」と見事な島口のイントネーションを披露した。
奄美こども環境調査隊の7人は、1年間の活動やこれからの取り組み・提案などを合同で報告。及川幹太君(宇宿小5年)は、自分で打田原の海水からDNAを採取し調査したことを発表した。
発表後、及川君の母真理さんは「2年前に神戸から転校してきた。調査隊に入ったことで積極的な子に変わって驚いている」と我が子に目を細めた。
村田達治教育長は発表収録を振り返り、「発表内容は大人にも参考になる。今回の活動で得た知識を生かし、今後一人ひとり成長してほしい」と参加した小中学生を称えた。