吉祥寺で「奄美群島特産品フェア」

シマ唄を披露する牧岡奈美さん、チヂンは長男の海斗くんが奮闘


品定めをする、小峯さん夫妻(夫・卓士(たかひと)さんは鹿児島市の出身)


このフェアのために用意された黒糖製品

シマ唄(牧岡奈美さん)ライブで華添える

 【東京】武蔵野市吉祥寺で「奄美群島特産品フェア」(主催=一社・奄美群島観光物産協会)がにぎやか行われている。5日には、喜界島出身の唄者がシマ唄を店頭で披露するミニライブが行われ、訪れる人たちに奄美の魅力を伝えていた。開催は27日まで。

 同フェアは、「奄美の黒糖焼酎ゼンブアリマス」「奄美のヤオヤも出店!」などの触れ込みで、同市吉祥寺のなかみち通りにある「VIC3なかみち通り店」(吉祥寺本町2―12―3)で2月25日から展開されているもの。同店はフリーズドライの鶏飯やモズクなどのほか、黒糖焼酎を充実させて通常営業している。「奄美で造られているものは、全種類そろっているはず。もし、ほかにあったら教えてほしい」と代表の手塚一郎さんが豪語するほどだ。

 今回のフェアでは、奄美大島のみずみずしいタンカンやハンダマ、島ラッキョウ、沖永良部島からは、バレイショ(春のささやき)など新鮮な作物も並んだ。横浜市在住で奄美市(名瀬長浜町)出身の小峯舞(旧姓・内山)さんは偶然来店したという。「懐かしい。横浜にはありませんね。すごい品揃えです」と興奮していた。

 そんな奄美群島一色の店頭に、5日、喜界島出身の牧岡奈美さんが登場し、朝花節や喜界やよい島などのシマ唄を披露。道行く人たちを奄美に唄で誘っていた。牧岡さんは、「声を掛けてくださる方もいて、奄美の風を吹かせる手助けができたかな」と笑顔を見せた。

 代表の手塚さんはほかに、あまみ商工会(奥篤次会長)によって「ハモニカ横丁」に2018年9月に開設されたアンテナショップ「奄美(amami)」も手掛けている。「開催中、さらに奄美の野菜を取りそろえていきますよ」(手塚さん)。手応え十分のようだ。フェアは、27日まで(営業は午前11時~午後8時)。電話は0422・21・3955。