瀬戸内町すこやか福祉センターHUB

施設を案内する町企画課職員と、運営するBSDスタッフ

体験型施設が一般利用開始
「交流の場、地域活性の拠点に」

3月1日から一般利用を開始した瀬戸内町古仁屋の体験型コワーキング施設「すこやか福祉センターHUB」のメディア内覧会が7日、役場敷地内の同施設であった。町企画課と、運営にあたるBLUE School Design(株)(BSD=河本雄太代表)が施設の概要と目的を説明。今後同施設は、島外からの企業招致やその架け橋、また地域交流や活性化の拠点を担っていく。

同場所は、昨年3月で閉局したエフエムせとうちの施設跡を改修整備したもの。臨時交付金を活用し、総工費約4550万円で昨年12月23日に完成。1月15日プレオープン、2月25日グランドオープンしたが、県の「まん延防止等重点措置」の影響で一般利用開始は1日になった。

企画課の中島淳弥係長は「1月のプレオープンから7日現在まで、利用者は約200人。一般利用開始以前は、主に役場職員が利用していた」と話す。また、問い合せの大半は東京都の企業や個人が占めている。

ターゲットは、▽島外からの出張者▽奄美に進出を考えている企業▽フリーランス―などを挙げ、中島係長は「それらの人たちと地域の交流の場になれば」と話した。

また運営を委託されたBSDは、「大島海峡ホエールウォッチング」「集落探索」など様々なアクティビティを計画。利用者と住民をつなげ、地域活性化の起因を図っている。

一般利用開始にあたって鎌田愛人町長は「瀬戸内町の豊富な自然に触れ、多様なアクティビティなどで地域交流と経済の循環を期待する。より良い拠点となってほしい」と述べた。

設備環境は、▽コワーキングスペース(大人数での会議可能)テーブル・椅子・55インチモニターなど設置▽プライベートブース(オンライン会議用などの個室)▽カフェカウンター▽室外テラスなど。