出発セレモニーで感謝を込めて甲子園での活躍を誓う武田主将
部員、島民サポーター42人の願いを込めたメッセージボード
奄美空港で出発セレモニー
大高野球部感謝の気持ちでプレー
大島高校野球部の部員37人、監督・コーチ3人計40人が9日、第94回選抜高校野球大会への出場のため、空路で奄美大島を出発した。機内搭乗に先駆け、空港で働く各航空会社、空港運営にかかわる職員による出発セレモニーがあり、保護者や居合わせた多くの人たちが同校の野球部員を激励。武田涼雅主将は「自分たちがここまでこれたのは島の方々のおかげ。甲子園の舞台で感謝の気持ちを忘れず思い切って『エンジョイングベースボール』で楽しんできます」と力強く応え、“聖地甲子園”へ飛び立った。
セレモニーは午前11時に奄美空港前広場で実施。各航空会社から「ありがとう」「感謝の気持ち」「全てを楽しんでもらいたい」など激励の言葉。その後、各選手に応援メッセージカードやミサンガ、大島紬柄(龍郷柄)のメッセージ付きバゲージタグなどが贈られた。応援メッセージボードやカードには「全力プレーで楽しんで」「笑顔を忘れず」など温かいエールが書かれていた。
大野稼頭央副主将は「いろんな人に応援されているんだと実感。本当に感謝している。やっと甲子園に行くんだという気持ちになった」と目を輝かせた。
塗木哲哉監督は「たくさんの温かい激励の言葉が胸に刺さり、自分たちは一人じゃないことを感じる。甲子園球場で野球が出来る喜びでワクワクしている。
甲子園でも頑張ってきます」とお礼と抱負を述べた。
機内に乗り込んだ選手らに駐機場では整備士がWATER ARTを描きエール。空港職員らの横断幕で見送られた選手らは機内から手を振って飛び立った。