新入学児童へランドセルカバー

ランドセルカバーを贈る交通安全協会奄美地区協会の元井孝信会長(中央)

奄美署管内3市町村交通安全の啓発へ
安全運転管理協・奄美地区協

奄美地区安全運転管理協議会(有村忠洋会長)と交通安全協会奄美地区協会(元井孝信会長)は18日、新年度の奄美署管内3市町村の新入学児童用ランドセルカバーを奄美市に贈り、その贈呈式が同市教育委員会(村田達治教育長)であった。ランドセルカバーを受け取った村田教育長は、「児童の安全確保のために貴重な実効性のある物をいただいた。今後も安全教育を充実させたい」と感謝を述べた。市から各小学校へ配られる。

ランドセルカバーの寄贈は、同協議会と同協会、奄美署(濱田忠広署長)が合同で毎年実施。新入学児童が同カバーを着用することで、児童のみならず地域住民への交通安全の啓発を促すことが目的。

配布対象は奄美市(356人)、龍郷町(72人)、大和村(10人)の計438人の新入学児童。ランドセル大の黄色いカバーは『こうつうあんぜん』の文字入り。同協会の元井会長は、「入学時期をきっかけに、さらに重点的に交通安全普及に取り組みたい」と話した。今年は保護者向けの交通事故防止チラシも寄贈された。

奄美署の末永健太交通課長は、「春の全国交通安全運動(4月6~15日)と入学が重なる時期。関係機関と連携して子どもの安全確保に努めたい」と述べた。

同交通課によると、今年度(3月18日現在)の管内小学生の交通事故はゼロ件。前年度も発生してない。