「開会式は初戦の日」

開会式では事前に収録された行進の様子が甲子園に流れた

センバツ開幕
大島 行進の様子、甲子園に流れる

 1日遅れの開会式があった19日、式に参加できない大島ナインは行進の様子のビデオが甲子園に流れた。午前8時から10時までの時間帯は指定のグラウンドで初戦に向けての練習。「自分たちにとっての『開会式』は初戦のある日の第2試合」(塗木哲哉監督)と明確に位置付け、コンディション作りに万全を尽くしていた。

 練習後は九州大会初戦で対戦した大分舞鶴と浦和学院(埼玉)の試合を観戦。午後は別の指定グラウンドで再び汗を流した。

 大会開幕を迎えて武田涼雅主将は「ここまで長かった。やっと始まるので楽しみ」とワクワク感が高まった様子。何より「早く試合がしたい」。

 対戦相手の明秀日立(茨城)は「打撃が良くて投手も良く、やりがいのあるチーム」とみている。「まずは守備で大野を助け、無失点、とられても最少失点の守備」からリズムを作る展開を描く。「今までお世話になった人たちへの感謝の気持ちを結果で表せるよう、見ている人が楽しんでもらえるような野球をしたい」と意気込んでいた。(政純一郎)