大学生が企画、現地訪問

龍郷町役場を訪問した龍郷チャレンジプロジェクト「龍郷町地域課題解決コミュニティ」メンバーの大学生9人と、則敏光副町長(後列中央)

「龍郷町地域課題解決コミュニティ」発足へ
情報収集、今年中の発足目指す

 大学生が企画する龍郷チャレンジプロジェクト「龍郷町地域課題解決コミュニティ(活動協働の場)」(一般社団法人Emore秋名、横浜国立大学経営学部マイプロジェクトランチャー共催)メンバーは、今年中に同コミュニティ発足を目指している。大学生等の自発的取り組みとして町と若者らが協働していく企画。現在の企画参加メンバーは大学生13人。メンバーのうち9人が現地訪問目的で来島し、29日、町役場、NPO法人などを訪問し、活動説明と協力依頼した。

 「龍郷町地域課題解決コミュニティ」の発足を企画したきっかけは、昨年4月に秋名・幾里地区で行った横浜国立大学の授業に学生4人が参加し、授業の一環で、秋名・幾里地区の関係人口創出を目的とした企画を考えたことや、授業で秋名・幾里地区の抱える課題を提示したことだったという。

 今年に入り、チャレンジプロジェクト「龍郷町地域課題解決コミュニティ」への参加を呼び掛け、事前説明会(2回)、応募受付、参加者決定を経て、オンラインで参加者同士の顔合わせを行った。

 応募した大学生は、横浜国立大学、長野県立大学、東洋大学、名城大学、奈良大学、九州大学の6大学の学生13人。

 龍郷町役場を訪問した学生9人は、町長室で則敏光副町長、企画観光課職員の出迎えを受けた。地域側協力者として活動を支援しているEmore秋名の村上裕希代表理事が同行した。

 学生代表が資料を基に①これまでの動き②コミュニティの概要▽挑戦型コミュニティ=将来世代と町の協働を生み出し、町の課題解決に挑戦する▽魅力発信型コミュニティ=町とつながる〝心〟を増やす③プロジェクトについて④コミュニティのあり方(町役場、支援団体、支援者との関わり)―などについて説明した。則副町長が町の取り組みや課題を説明し、企画観光課職員からの質問を受けた。

 学生は28日、奄美パーク、秋名・幾里集落などを巡回。29日は大島北高校、NPO法人など訪問。30日に町商工会を訪問した。