奄美市合同入社式

奄美市内11事業所41人が決意を新たに合同入社式に出席した

責任ある一歩へ決意
新入社員11事業所・41人出席

 奄美大島商工会議所など6団体は1日、2022年度「第58回奄美市合同入社式」を同市名瀬の奄美観光ホテルでした。市内11事業所から41人の新入社員が出席。式では、新たな門出を祝うとともに、働くことの意義や誇り、希望を胸に、同市の産業経済発展を担う新社会人たちが、決意を新たに今後の活躍を誓った。

 冒頭、同商議所の有村修一会頭が「この2年間、新型コロナウイルスの感染拡大により奄美市も経済活動に大きな影響があった。しかし昨年7月の世界自然遺産登録は、明るい未来への追い風となるはず。社会人としてスタートしたきょうから、職業人としての自覚を強く持ってほしい」とあいさつ。新川康枝大島支庁長、安田壮平奄美市長と祝福が続く中、新人一同、真剣な表情で前を向き、諸先輩のエールに耳を傾けた。

 新入社員代表のあいさつで、奄美医療生活協同組合の益田耕大さんは「奄美の企業の一員となり、喜びとともに大きな責任を感じている。個々の社風に馴染むとともに、一日も早く役立てるよう精進したい」と決意を宣言。最後は、万歳三唱を行い、新たな責任を負う社会人としての活躍を誓った。

 同市役所に入庁した泉田友哉さん(22)は「小学生の頃から世界自然遺産登録に関わる業務に就くことを希望していた。今後も奄美の自然保護に貢献していきたい」と希望を語った。

 ㈱奄美航空の地上職に就く赤松ららさん(20)は「夢を叶えるために兵庫県から出て来て就職した。優しい人が多く海もきれいな奄美の地で今後、この仕事一筋で頑張っていきたい」と表情を引き締めた。