新年度業務開始、安田市長訓示

幹部職員らを前に新年度の訓示を行う安田壮平市長

「柔軟でしなやかな市政を」

 新年度の業務開始にあたり奄美市は1日、市役所5階会議室で安田壮平市長による職員への訓示を行った。訓示には例年本庁勤務の職員約200人が出席しているが、この日は新型コロナウイルス感染対策のため、前年度同様、部課長ら幹部職員約50人のみが出席。他の職員はモニターで視聴した。昨年12月1日に就任した安田市長の初訓示となった。

 安田市長は、世界自然遺産の登録・コロナ禍・市町村合併・豪雨災害など、今を歴史的にも貴重な瞬間とし「多くの先輩方の力で、今の繁栄し豊かな奄美市がある。世界の宝としてもっと光輝く地域にしたい。みんなで次世代を担っていくため新しいスタートを切らなければならない」と市政運営の抱負を述べた。

 また、「世界情勢が不確実な今こそ継続的で安定的な運営が必要」とし、『柔軟でしなやかな市政』を目指すために①チームワーク②フットワーク③ネットワークを駆使し、「様々な情報と知恵で業務の改善などに取り組んでほしい」と訓示した。

 訓示を受けた幹部職員らは、緊張した面持ちで安田市長の初訓示に耳を傾けた。訓示の様子は、各部署に設置されたテレビモニターに映し出され、職員らは業務の手を止め聞き入った。笠利・住用の両総合支所勤務職員もテレビ中継を通じて訓示を受けた。