観光客と八月踊りで交流

観光客と集落が八月踊りで交流

八月踊りで交流を深めた参加者ら

輪になって唄や踊り
大和村・名音八月踊り保存会

大和村の名音八月踊り保存会(國副平剛会長)は2日、生活館前広場で観光客15人と八月踊り交流会を開いた。チヂンや指笛(ハト)に合わせ、男女かけあいながら輪になって唄や踊りで、つかの間の交流を楽しんだ。

保存会は八月踊りを継承するため2019年6月に発足。集落の高齢者を指導者に招き毎週木曜日に約2時間の練習を重ねている。

交流はあまみシマ博覧会、役場を通じ実現。関東・関西方面から15人が来島。地元産のたんかんジュースやゼリー、ミキ、もちなどで歓迎した。談笑後、ゆるーい八月踊りを体験。3曲(ミッシャ、カドコ、イッソ)それぞれの振りやテンポを覚え、最後は六調で集落、観光客全員が参加。笑顔でふれあいを終えた。

石川県から初来島の三浦尚子さん(67)は奄美の自然や人のやさしさに感動。「ルリカケスが飛んでいる姿やサンゴがきれいだった」、ナイトツアーで「アマミノクロウサギをぜひ見たい。八月踊りも楽しかった」と笑顔。

保存会の國副会長は「広く声を掛け、集落みんなの協力で楽しく踊れたので良かった。今後も名音集落の伝統を伝えていきたい」と交流の成功を喜んだ。