たつごうてくてくオープンガーデン

「第4回たつごうてくてくオープンガーデン」。雨の中、多数の人々が来場、見学を楽しんでいた。赤尾木の別府ちよみさんの庭園を訪れた来場者

雨の中、きれいな庭園見学
8カ所の自宅庭を一般公開

 「雨の中、きれいな庭園見学。多数の人々が来場」―。龍郷町内の自宅の庭8カ所を一般公開する「第4回たつごうてくてくオープンガーデン」(同実行委員会主催)が3日、午前10時から午後5時まで開かれた。第2回、第3回は新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされた。今回は、来場者はマスクを着用し、各会場で感染防止対策を講じながら2019年以来、3年ぶりに開催した。今回はパスポートなしで無料開催した。開始前からあいにくの雨が降り続いたが、手入れが行き届いた8カ所の庭園には、植物愛好家、庭造りに興味がある人々が次々と訪れ、庭園所有者に土づくり、花の栽培方法、花木の名前などについて質問する来場者もいた。

 開催趣旨は「オープンガーデンとは、オーナーが心を込めて育てた草花を配した個人の庭を広く地域や島民の皆さまに公開することで、楽しみ、喜びを分かち合い、交流を深める活動。また、それが龍郷町や奄美大島内にオープンガーデンを広め、住み良い町、花いっぱいの町づくりを実現して地域の活性化に貢献する」とうたっている。

 庭園を一般開放したのは▽松田秀樹さん(ふくろうガーデン)浦▽平島佐津代さん(みれいの家ガーデン)瀬留▽屋田こずえさん(やにゅうガーデン)屋入▽藤田はつ江さん(ニヌハガーデン)、森謙二さん(KEN爺ガーデン)、里井つとよさん(マリンビィラガーデン)芦徳▽吉田一若さん(イヌマキの庭)、別府ちよみさん(うんままガーデン)赤尾木―の8カ所。

 来場者は、各会場前に立てられたピンク色ののぼり旗や庭園の名前が書かれた看板を目印にして来場した。

 赤尾木の別府さんの庭園には①花ごとの土の作り方②春に種まきする花名③秋に種まきする花名―が書かれた板が準備されていた。午前10時前から来場者が訪れ、いろいろな質問をし、花苗を買い求めていた。

 浦の松田さんの庭園に正午前に行くと、次々と来場者が訪れ見学していた。「瀬戸内町古仁屋、奄美市住用町戸玉から来た人もいた。開催を待ち望んでいたのではないか」(松田さん)。