芸能大会のクライマックスで総踊り披露し盛り上げた関西奄美会女性部員ら
3年ぶりに芸能大会も
900人来場で盛況
【関西】関西奄美会(鎮西裕幸会長)は3日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで、第105回「総会並びに芸能大会」を開いた。コロナ禍の影響で2020年以降未実施となっていた芸能大会も2年ぶりに開催。約900人が来場し、会員やゲストらによるシマ唄や民謡、オリジナル楽曲のコンサートで盛り上がった。
第一部の総会で登壇した鎮西会長は「構成16団体の結束の力強さを感じた2年間だった。次期の関西奄美会は北大島地区が担当するが、新しい時代を切り開いて行くものと期待している」とあいさつ。次期会長として選任された山口久義さん(龍郷町戸口出身)は「現職執行部同様、ご指導ご鞭たつのほどよろしくお願いします」と抱負を語った。
来賓として登壇した塩田康一県知事は「相互交流や帰省を自粛するなど、厳しい状況が続いていることとは思うが、結いの心で培ってきた団結力で温かい支援協力をたまわりたい」。このほか安田壮平奄美市長らも祝辞を述べた。
第二部の芸能大会は「奄美(シマ)の宝 世界へ そして未来へ」の副題のもと開催。冒頭に奄美大島、徳之島の世界自然遺産登録記念映像(鹿児島県制作)を上映した後、会員らが歌や踊りなどを披露した。
ゲストとして奄美出身の歌手▽RYUKIさん▽榊あけみさん▽RIKKI(リッキー)さん▽中孝介さん(出演順)―がステージに立ち、それぞれシマ唄やオリジナル曲をうたい上げた。また開催地の尼崎市出身の井上実香さんもオリジナル曲で会場に華を添えた。