「島っちゅの熱気に感動」

自社製作のタオルで大高野球部の応援にきた尾辻彩花さん(右)=23日、甲子園球場

 

応援グッズを読者プレゼント
奄美2世の尾辻さん、甲子園で大声援

 

 東京在住の尾辻彩花さん(29)は母が龍郷出身の奄美Ⅱ世。センバツ大会に出場した大島高校野球部を応援するため23日、甲子園を訪れた。選手たちの健闘もさることながら、「スタンドに入った瞬間、緑一色に埋め尽くされた島っちゅの応援に圧倒された」という。自身も会社で作ったタオルで大きな声援を送った。

 尾辻さんは、母リン子さん(60)、祖母テル子さん(89)ともに龍郷町中勝出身。現在勤務する㈱ゆとりくらぶ(東京都大田区)では、「奄美群島ふるさと事業部」で奄美大島のコンサルティング業務を担当している。大高野球部の甲子園出場決定を機に、自社でタオルやポスターなど応援グッズを作成。都内の奄美関係の店舗や居酒屋などに配布、応援支援活動を展開していた。

 決戦当日、甲子園入りした尾辻さんは、「とにかく奄美の人たちの熱気がすごかった。自分にもその血が流れているんだと思うと感慨深いものがあった」と振り返る。

 「自分のルーツである奄美へ恩返しがしたい。あの日の熱気が共有できれば」と、自社で製作した応援タオルを奄美新聞読者にプレゼントしたいという。

 プレゼント詳細は、▽「スットゴレ!大高魂」と書かれた30㌢×1㍍の応援タオルを5枚▽先着5人まで(ただしひとり1枚、メールでの応募のみ)▽希望者は、メール houdou@amamishimbun.co.jp 奄美新聞社・報道部まで