3年ぶり、新1年生4人が入学

上級生と一緒に入場する新入生
舞台上で名前を呼ばれ紹介される新入生の4人

大棚小入学式 晴れやかに一歩

大和村立大棚小学校(山田哲也校長、児童8人)の「2022年度第72回入学式」が6日、体育館で行われた。3年ぶりに新1年生4人が入学した学校や集落、村は待ちに待った新入生を歓迎し祝福。保護者や教職員らに見守られ、これから始まる学校生活への期待に胸を膨らませ、新たな一歩を踏み出した。

緊張した面持ちで入場したのは小川華鈴さん、菊地尽八くん、藤村樹花さん、三島神くんの4人。上級生がそっと手を握りエスコートすると笑みがこぼれた。舞台上で一人ひとり名前が呼ばれると「はい」と元気に返事をし、「よろしくお願いします」と来場者にあいさつ。盛大な拍手が沸き起こった。

山田校長は「上級生のお兄さん、お姉さん、先生たちみんなが心待ちにしていました。みんなは大棚の宝です。すくすくと心豊かに成長することを願います」と式辞を述べた。

伊集院幼村長は「素直で明るく成長して、一生懸命頑張る大棚小の児童になってほしい」と激励した。

お迎えの言葉では児童代表の杉島希空さん(5年)が「大棚小にはやさしいお兄さん、お姉さん、先生方がいます。分からないことがあったら心配しないでいつでも聞きにきてください。いっぱい話し、仲良く勉強や運動を頑張りましょう」と歓迎した。

式を終えた小川華鈴さんは「緊張したが楽しかった」。学校では「本をたくさん読んでみたい。友達をたくさん作り、泳げるようになりたい」と話し、両親の小川信さん、結実さんは「大棚小、地域の方が一体となって子育てしてくれて大変ありがたい。環境に感謝です」と語った。

長女の樹花さんの入学に感無量の藤村雄樹さん、真実さん夫妻は「今までにない喜び。子どもと共に成長していきたい。心に残る小学校生活をしてほしい」と喜んだ。

新1年生の担任になる松下凡顧教諭は「小規模校ならではの待望の新入生。ピカピカと輝く1年生に育ってほしい」と期待を込めた。