泥んこになりながら田植え

3年ぶりに田植え体験をした秋名小児童と、やり方を教えながら一緒に田植えをした校区住民ら

龍郷町秋名小・地域民20人が一緒に

「泥んこになりながら3年ぶりの田植え体験」―。龍郷町立秋名小学校(南一秀校長、児童22人)の児童は8日、県道沿いにある学校の田んぼ「あゆみの田」で、白米(もち米)の田植え体験を行った。校区内の秋名、幾里、嘉渡集落から住民約20人が応援に駆け付け、児童、教職員と一緒にもち米の苗を植えていった。

同校は、特色ある教育活動の一環として「秋名田ぶくろ物語」と銘打って児童らがもち米作りに挑戦してきた。しかし、一昨年、昨年はコロナの影響で児童は田植え体験ができなかった。この日は3年ぶりの田植えとなり、1~3年生は初の田植え体験となった。

長いひもに20㌢間隔で目印があり、その目印に沿ってもち米苗を3本ぐらい手植えしていった。参加者は田んぼに入り、ひもの後ろ側に一列になって田植えを開始した。

一列が終了すると、約30㌢下がって同様に苗の手植えを繰り返した。

田植えの途中で、田んぼの泥で足が自由に動かせず、転んで服が泥だらけになる児童もいた。

終了後、児童は田んぼのそばにある水路の水で服に付いた泥を洗い流していた。

初めて体験した重山圭吾くん(3年)は「動きにくかったけど、まあまあうまくできた」、西田瀬李さん(2年)は「うまくできたけど(田んぼで)倒れた」と話し、3回目体験の龍宮麦くん(5年)は「前よりきれいに植えられた」と笑顔で感想を話した。