情報処理専門学校入学式

福山校長から新入生代表にノートパソコンが貸与された

専門技術習得へ志新たに16人入学

奄美市名瀬小俣町の奄美情報処理専門学校(福山洋志校長)は14日、2022年度入学式を県立奄美図書館4階研修室で行った。入学生は島内外の18歳から28歳までの幅広い世代の16人。在校生や保護者に祝福され、専門技術の習得に向け志を新たにした。

来賓として、今年度から同校と教育支援で連携協定を結んだ㈱カウテレビジョン(本社・福岡)の高橋康徳代表取締役も列席し、入学生を祝福した。

式では16人の名前が読み上げられ、福山校長が入学許可を宣言。福山校長は「世界は今、コンピューターなしでは回らない。そのコンピューターの知識習得への最初の一歩。世界の核となるスペシャルエンジニアを目指し、2年後に力強く旅立つことを願っている」と入学生を激励した。

同校は02年に設立され、これまで245人が卒業。奄美で唯一のコンピューター知識を学ぶ専門学校として高い就職率を誇っている。在学中は学校から貸与されるパソコンを使用。福山校長から新入生代表の林玖飛=ひさと=さんへ、真新しいパソコンが手渡された。

新入生代表であいさつした松村文二三=あきふみ=さんは、昨年入隊した自衛隊を体調不良で辞め、情報処理を学ぶために同校に入学、「共通の目標を持つ仲間たちと切磋琢磨し、奄美の自然の中で目標へ向かい学びたい」と決意を述べた。

通信制高校を卒業後、同校に入学した西千尋さんは「式は緊張したが、これからの学習にわくわくしている。地域で学び地域に貢献したい」と新生活の抱負を話した。