奄美署、レンタカー事故防止へ啓発クリアファイル贈呈

節田小の児童3人からクリアファイルが贈呈された

交通メッセージ、絵をデザインした(左から)藤田麻里菜さん、藤田美唯菜さん、丸田晴太郎くん

節田小児童がデザイン

奄美署(久保田昌二署長)は13日、奄美市笠利町万屋の奄美ラッキーレンタカー空港前営業所(東條豊久所長)で「レンタカー事業所に対するクリアファイル贈呈式」を行った。同署にクリアファイルを提供した、奄美地区安全運転管理協議会の有村忠洋会長他、交通安全を願ったメッセージとともに絵をデザインした同市笠利町の節田小学校の児童3人が出席。レンタカーを貸し出す際、書類を挟んで渡されるクリアファイルを利用した、安全運転への啓発が期待される。

同署管内の交通事故の総件数は、2017年から21年の5年間で5228件。うちレンタカーによる事故は631件(12・1%)。単年では、21年が1030件中142件(13・7%)。今年は4月12日現在、244件中40件(16・4%)。

同署の末永健太交通課長はあいさつで「昨年の世界自然遺産登録で観光の活性化が期待できる中、レンタカーの交通事故も少なからず発生している。クリアファイルによる啓発で、事故が減ることを期待したい」と話した。  

式では、デザインをした藤田美唯菜さん(6年)、麻里菜さん(5年)姉妹と丸田晴太郎くん(6年)が同営業所に対しクリアファイルを贈呈。麻里菜さんが代表して「横断歩道を渡る時、すごいスピードで車が通るので気を付けて欲しい」と運転者への願いを伝えた。

クリアファイルは3種類各100枚ずつの計300枚を贈呈。後日、同事業所から近隣の各レンタカー事業所に分配され、事業所による啓発メッセージも添えて利用される予定。