幹線道路で安全運転啓発

ドライバーにチラシなどを配布し交通安全を呼び掛けた(15日、阿木名小中学校前)

阿木名小中前でキャンペーン
瀬戸内署、春の運動最終日

 春の全国交通安全運動(6日~15日)に合わせ瀬戸内署は最終日の15日、同町の阿木名小中学校前の国道58号沿いで、ドライバーに交通安全の広報チラシを配布する街頭キャンペーンを実施した。瀬戸内町役場職員、交通安全協会会員、阿木名中学校生徒・職員ら約30人が参加。6日の同町の古仁屋小学校での出発式から始まった同運動は、阿木名中学校の全校生徒20人を中心に、無事その最終日を迎えた。

 例年行われている同運動だが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、立哨による呼び掛けのみを実施。今回は同署職員2人による車両規制のもと、同中学校の生徒たちによってドライバー一人ひとりへの従来の呼び掛け運動が行われた。

 活動は、井上泉校長、出口勲教頭、担任教諭らも見守る中、黄色や水色の「交通安全」「夕暮れ時は早めのライト点灯」などと書かれたのぼりを持つ生徒と、広報チラシ、ポケットティッシュなどを各車両に配る生徒と分かれ実施。各ドライバーも呼び掛けに応じ、生徒たちの配布物を受け取っていた。

 今村英博交通課長は「国道58号線は、管内で一番交通事故が多発している幹線道路。地道な活動だが、安全運転に向けた意識向上につながる。啓発活動の一環として、次回夏の交通安全運動もしっかりと努めたい」と語った。