三井化学グループ世界自然遺産応援

三井化学グループの「徳之島世界自然遺産応援ベンチ」贈呈式=天城町当部「アマミノクロウサギ観察小屋」

天城町・児童らコラボ製作ベンチを寄贈

【徳之島】総合化学大手の三井化学グループ(本部・東京都港区)は天城町に、地元の小学児童らがデザインするなどコラボ製作した「徳之島世界自然遺産応援ベンチ」5基を寄贈した。設置場所の一つ、同町当部の「アマミノクロウサギ観察小屋」でこのほど贈呈式があった。

同グループが2017年から実施の「世界自然遺産サポートネットワーク企画」の一環。これまでも屋久島、知床、小笠原諸島の各世界自然遺産地域にベンチを寄贈しているが、地元の子どもたちと連携したオリジナルベンチは徳之島が初めて。

デザイン原画の創作は、奄美設計集団の建築家・山下保博さんを講師に、岡前小4年生(現在)らが挑戦。ちなみにアマミノクロウサギ観察小屋に設置したベンチ(県産スギ材使用、高さ約120㌢)のモチーフは「闘牛とクロウサギ」。クロウサギをイメージしたこげ茶色の塗装も児童たちが手伝った。他デザイン採用のベンチは同校内や天城岳登山道(同町松原)などに配置予定という。

贈呈式で同グループ三井化学産資の田中泰夫常務(60)は「三井化学はじつはプラスチックも製造。プラは生活には良いが、マイクロプラスチックや産業廃棄物に。単に作って売るだけではなくサーキュラーエコノミー(循環経済)への転換、環境にやさしい取り組みが必要」とも強調。

森田弘光町長は感謝状を贈ってお礼を述べながら、「世界自然遺産登録はゴールではなくスタート。多くの課題はあるが次代を担う子どもたちの関りも大事。一人一人が関わって理解の輪を広げて欲しい」と話した。