奄美市で「アースデイ」

大勢が地球環境について考えた「アースデイ奄美2022」

地球環境考え、自然に感謝
フリマなどにぎわう

地球環境のことを考え行動する「第10回アースデイ奄美2022」(同実行委員会主催)が17日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。休日を楽しむ家族連れなどが訪れ、フリーマーケットやワークショップ、ステージなどのイベントを通して、未来へとつなぐべき地域の自然へ思いを巡らせた。

「アースデイ」は、地球や環境のことを考え、美しい自然に感謝する1日として4月22日を世界共通の記念日とする環境イベント。1970年に米国で始まり、市内では市民発のイベントとして2012年から取り組んでいる。

奄美のテーマは「コロナ後の!地球環境を考えよう!!」。会場ではフリーマーケット80店、キッチンカーや屋台8店が並び、ステージでは奄美群島各地のアーティスト7組が熱演。ゲームや体験ブースなど多数の催しでにぎわった。

子どもたちは、大きな布に花の形をスタンプしみんなで仕上げるアートや、思い描く地球を粘土で作るワークショップに挑戦。傍らでは環境や社会問題を問うトークセッションがあり、フリーマーケットではリサイクル・リユース商品などに身近にふれた。

牧口光彦実行委員長は「バタバタした開催になったが大勢の来場に感謝したい」と述べ、イベントを通しては「(コロナ禍で)人の流れが抑えられたことによって戻っている環境もあると聞く。イベントを機に自然に対する考え方など、何か一つでも心の中に感じてもらえれば」と話した。

夜の部では、奄美・沖縄の世界自然遺産登録、沖縄の復帰50周年記念の「喜納昌吉&奄美の仲間たち」と題するライブもあった。