「こいのぼり」を募集

体育の授業を終え張り直し中のこいのぼり、吹流しに手を伸ばす児童たち(18日、名瀬小学校)

創立150周年・名瀬小学校
希望に満ちた新年度を

 今年11月22日に創立150周年を迎える奄美市名瀬の名瀬小学校(上村英樹校長、児童329人)は、校舎と校庭を利用した「こいのぼり」の掲揚を実施する。節目を迎える今年度、年間を通して各行事で掲揚していく予定で、すでに5月5日の「こどもの日」に向け、鯉3匹、吹流し1本を設置。今後、20匹以上の設置を目指しており、コロナ禍の中、希望に満ちた新年度を児童たちが迎えられるよう、同校へのこいのぼりの提供を呼び掛けている。

 1872年に「名瀬郷校」として設立し、長い歴史と伝統を持つ同小は、節目を迎える今年、こいのぼりの掲揚を企画。こどもの日以降も5月いっぱいの設置を予定で、すでに掲げられているこいのぼりは、昨年まで同校にいた職員の提供によるものだという。

 体育の授業を終え、張り直し中のこいのぼり、吹流しに触れた川上千慧(ちさと)さん(2年)は「おじいちゃんの家で見たことがある。ジャンプしたら(こいのぼりに)手が届いた」と笑顔で話した。

 2015年から17年まで同校の教頭を務め、5年ぶりに校長として同校に着任した上村校長は「コロナ禍で閉塞感が漂う中でも、明るい希望に満ちた22年度を児童たちに迎えてもらいたいと考え、こいのぼりの設置を企画した」と話す。

 また、「こどもの日に限らず今後、運動会、創立記念日などの各行事の際にも掲げたい」とし、「掲げる機会がなくなったこいのぼりがあれば、ぜひご連絡を」と、こいのぼりの提供を呼び掛けた。

 問い合わせは、名瀬小学校電話0997―52―0054まで。