熱戦が繰り広げられた「古北戦」=22日、名瀬総合体育館=
島の北と南で交歓会
大島北高校・古仁屋高校
奄美市笠利町の大島北高校(松本勇二校長、生徒121人)と瀬戸内町の古仁屋高校(重米澤瑞代校長、生徒85人)は22日、名瀬運動公園総合体育館で、スポーツ交歓会「第17回古北戦」を行った。全学年対抗の新種目“ドッジビー”と女子バレーボール部対抗の2競技で熱戦を繰り広げ、両校の生徒らは真剣勝負で汗を流し、お互いの健闘をたたえ親睦を深めた。
「古北戦」は、奄美大島の南北に離れた両校が、競技・応援を通して、各学校の団結力を高めるとともに、一つの行事を2校協力のもとで成功させる喜びを感じることを目的に毎年開催。今年のテーマは「巻き起こせ古北旋風~君ならで誰か勝つべき~」。
開会式で北高の松本校長が「勝負なので勝つことが目標です。ただ、試合が終わればノーサイド。お互いの健闘をたたえ合い、絆を深めてください」とあいさつ。選手代表として、両校のバレーボール部キャプテン(田中咲さん=北高3年=と榮詩乃亜さん=古仁屋高3年)が「それぞれの高校の大結束と、両校の友情を築くため、全力で戦い応援すること誓います」と声を合わせ宣誓した。
ドッジビーの試合後、北高の森田劉麒さん(3年)は「負けました。古仁屋高校はチームワークがとれ、とても強かった。」と悔しがり、古仁屋高校の栄丈太郎さん(3年)は「相手は強かったけど、勝てて良かった。全勝を目指したい」と笑顔を見せた。
対戦成績は、ドッジビーが古仁屋高の勝利、バレーボールは北高の勝利。閉会式では、拍手でお互いをたたえ、最後は全員で記念撮影を行った。