葉タバコ収穫始まる

機械に乗り下葉を摘み取る農家=知名町=

知名町、生産者半分以下に

 【沖永良部】2022年産の葉タバコの収穫作業が知名町で始まっている。22日、生産農家が管理機械に乗り、根元の葉を手際よく摘み取る姿が見られた。作業は6月下旬まで続く。

 同町役場農林課によると、日本たばこ産業が国内の栽培農家に生産縮小を求めたことで、町内の生産農家は前年の22人から今期は6人となった。栽培面積も前年から3055㌃減の1370㌃となっている。10㌃当たりの単収250㌔㌘、キロ単価2000円、総販売代金は6850万円を見込む。

 この日、同町正名の畑で収穫作業をしていた武元竹夫さん(40)は「3月に雨が多く生育を心配したが、良い品質のものができている。生産農家が減ったのは残念。これからも葉タバコの栽培を続けていきたい」と話した。