大和村津名久 民泊をオープン

約4㌧、7人定員の「SEIHO―MARU」

 

思勝湾が一望できるゲストハウスと塩見代表

 

 

 

自然を学び楽しむ
「生きもの観察メインに」

 

 

 「奄美大島の自然を学びながらアクティビティを楽しむ」―。昨年、大和村の津名久集落に奄美大島ネイチャーガイド「ACtive‐Amami」を立ち上げた塩見雅人代表(41)。同村の自然の魅力を楽しく紹介する、ナイトツアーやシュノーケリング、SUPツアー、クルージング、生きもの観察などのプログラムを催行。3月には新たに民泊も開始。本格的なシーズンを前にエコツーリズムスタイルを目指し奮闘している。

 塩見代表は京都府舞鶴市出身。1997年高校在学時に初来島。2010年、再来島し、奄美市笠利町で2年半生活。都合で京都に戻ったが、奄美に住みたいと20年5月、大和村に移住を決断。特に思勝湾の景観に魅了されたという。当時はコロナ禍の真っただ中、村や地域の人々に迷惑にならないか悩んだが、「温かく迎えられ、支えてもらい感謝している」と塩見代表。

 移住当初はアルバイトで生計を立て一念発起。自宅兼ゲストハウスやクルーザー(約4㌧・7人定員)を購入。ナイトツアーを皮切りに、生きものガイドとして挑戦が続いている。

 3月から始めたホームステイスタイルのゲストハウスは1日1組限定、1部屋4人定員でスタート。軌道にのれば、もう1棟建てることも計画している。

 塩見代表は活動の根底に「生きもの観察というのがメインにある。子どもの頃から貝殻などに興味があった」。生きものを通じて、「奄美を知ってもらい、自分も知識をたくさんつけて、より良い生きものガイドを目指したい」と意気込みを語った。

 宿泊や各ツアーの問い合わせは、ACtive‐Amami電話080―6173―7931、ホームページ:active-amami.com