29日から一時開放された「奄美自然観察の森」。自然観察指導員の川畑力さん(左)から説明を受ける来場者
龍郷町の「奄美自然観察の森」は、道路拡張工事に伴い3月から休園中だったが、町は、ゴールデンウイーク(GW)期間中の4月29日~5月5日の期間中、一時的に開放することを決め、29日から一時開放された。同日午前中は、園内に日差しが差し込む時間帯もあり、園内を散歩する家族連れ、望遠レンズ装着カメラで野鳥撮影する男性らの姿が見られ、観光客とみられる来場者もいた。
園内の入り口付近には、新しい「案内マップ」板があり、各施設へ行く案内表示が設置されている。また、植物の紹介板もあった。
自然観察指導員の川畑力さんによると、今の季節にはアカショウビン、サンコウチョウ、キビタキなどのさえずりを聴くことができ、植物はクチナシ、イジュ、コンロンカの花などを観察できる。
来場者によると、アカヒゲ、メジロのさえずりを聴いたという。
帰りに長雲林道を通ると、サシバ、アサギマダラを観察できた。
「奄美自然観察の森」へ行ける地点には「ゴールデンウイーク中の開放について」と記された立て看板が設置されていた。
町公式ホームページ(HP)に内容を掲載している。HP→観光→観光情報→(番号5をクリックすると)「奄美自然観察の森」の画面が出てきて、その画面をクリックすると、内容を確認できる。
「GW期間中の一時開放のお知らせ」では、「道路工事箇所など立ち入り禁止の場所もあるので、次の項目に注意のうえ来園を」と呼び掛けている。
※第1駐車場の利用を。
※第2駐車場(バス駐車場)は利用できない。バスでの来園はご遠慮を。
※道路の通り抜けはできない。
トイレは、第1駐車場前の「森の館」施設内のトイレか、園地内を通って第2駐車場にある屋外トイレの利用を。