城南海さんインタビュー

国歌独唱をする城南海さん(写真提供=北海道日本ハムファイターズ)
ビックボスとのツーショットに笑みがこぼれる城南海さん(写真提供=㈱PCIMUSIC)

東京ドームで国歌独唱
ビッグボス新庄監督とも握手

【東京】「新しい城南海に期待して」。千代田区水道橋の東京ドームで国歌独唱をした城南海さんが、奄美新聞の独占インタビューに応じた。圧倒的で美しい声の主は「もっと自分の歌を楽しんでいきたい」と語っていた。

インタビューは、4月28日、プロ野球の北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦で国歌独唱後に行われた。城さんは「ディズニー映画実写版ムーランの日本語版主題歌も歌う、世界自然遺産に選ばれた奄美出身の注目のアーティスト」などと紹介され、白の大島紬にブルーの帯で艶やかに登場。響き渡った声は、熱戦を前にざわつくスタンドに静けさを呼び込み、やがて波のような拍手が巻き起った。SNSでも「心が洗われました」などのコメントが寄せられた。

大役を果たした城さんは、目の前に現れたビッグボスこと新庄剛志監督と握手を交わし、満面の笑顔で喜びを表していた。新庄監督からは「(国歌独唱を)頑張りますとインスタで送りましたら、楽しんでと返事をいただきました」という。「緊張しました。国歌ですからね」と東京ドーム初体験を愛くるしい表情で振り返ったが、「天井への響きを考えて、半音下げて丁寧に歌わせてもらいました」。2分足らずのライブにかけた、プロ意識を披露した。

独唱の依頼は、パーソナリティーを務める、レインボータウンFMミュージックデリバリー「城南海MUSIC AIRPORT」100回記念でスポンサーのポッカサッポロからあったという。24日の浅草公会堂「ウタアシビ」では、朗読や新たな挑戦もした。

「ファンのためにも、さらに自分らしさを見詰め直して、新たな城南海の音楽を作りたい。期待してくださいね」。インタビュー中に、本塁打が飛び出し、快勝ムードに「勝利の女神になれるかな」(結果は6―2で日ハムの勝利)と瞳を輝かせた。

現在ウタアシビ2022ツアー展開中の城さんは、14日に福岡(border)で29日には、埼玉(市民会館いわつきホール)でステージに立つ。