寄付金目録を贈呈した南日本銀行の吉留営業統括部長(右)と安田市長
南日本銀行 広域事務組合に50万円寄付
南日本銀行(本店・鹿児島市)は6日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されたことから、奄美群島の環境保護などに役立ててもらおうと、奄美群島広域事務組合(管理者・安田壮平奄美市長)に寄付金50万円を贈った。
同日、奄美市役所で贈呈式があり、同銀行の吉留昌彦取締役営業統括部長が、安田市長に寄付金目録を手渡した。寄付金は奄美群島の自然環境の保全と活用などを目的とした「世界自然遺産基金」に積み立て、環境学習や自然保護などの活動費として活用される。
同銀行の吉留部長は「世界の宝である奄美の自然が永遠に輝き続け、次世代に継承されるよう、自然保護活動などに活用してもらいたい」と話し、安田市長は「今後も奄美の自然や文化の保全に努めていきたい。寄付金は子どもたちの環境学習などに活用、次世代につなぐ取り組みに生かしていきたい」と感謝した。
同銀行は昨年11月から世界自然遺産登録を記念した定期預金を企画、鹿児島など九州4県で預金者の募集を行った。また、1993年に国内初の世界自然遺産となった屋久島と合わせ、県内二つの世界自然遺産に関する情報発信にも努めており、屋久島環境文化財団(屋久島町)にも同額の寄付を行った。
2015年に創設した世界自然遺産基金への寄付は、同銀行を含め計47件。寄付総額は869万2680円となっている。