舟こぎフェス3年ぶり開催

懸命にかいをこぐ出場者ら

奄美市小湊漁港、35チーム参加
水上の熱戦、にぎわう

「第14回舟こぎフェスティバル」(実行委員会主催)が8日、奄美市名瀬の小湊漁港で開かれた。新型コロナウイルスの影響から3年ぶりの開催となった大会には、小学生から一般まで4部門に奄美市内外の35チーム、約400人が参加、「コロナに負けるな!」をスローガンに、白熱のレースを展開した。会場ではチヂン(小太鼓)をたたいて応援する観客の姿もあり、久しぶりに行われた奄美の伝統行事を多くの人が楽しんだ。

2009年に「奄美舟こぎ選手権」として初開催、13年から同フェスティバルとなった大会は、19年の13回大会開催以降、新型コロナの影響で、20年、21年と2年連続で中止されていた。

3年ぶりの開催となった今大会には、小学生の部7チーム、中学生の部11チーム、高校生の部2チーム、一般の部15チームが出場。同漁港内に設置されたブイを折り返す全長140㍍のコースで速さを競った。

小学生の部で優勝した伊津部水泳スポーツ少年団の祈雄清くん(11)は「みんなで力を合わせ、最後までこぐことが出来た」と喜び、中学生の部優勝の大川中ソフトテニス部Aの同部主将、宝来修人さん(14)は「チームが一つになれたことで優勝できた。絆も深めることができてよかった」と話した。

会場には、レースに出場する子どもたちの保護者や舟こぎ競争愛好家、地元住民らが詰めかけ、水しぶきを上げながら懸命にかいをこぎ、ゴールを目指す出場者らを応援した。

島内では新型コロナの感染者が連日報告されている中での開催となったが、同実行委員会の実和則事務局長は「出場者には大会1週間前から体調管理のチェックシートを記入してもらった。乗船の前後にも手指消毒を行うなど、感染対策を徹底した」と話し、橋口耕太郎実行委員長も「子どもたちに、奄美の伝統文化である舟こぎの魅力を伝えることも大切と考え開催に踏み切った。楽しそうに舟をこぐ子どもたちの姿を見て、開催してよかったと思う」と話した。

各部門の結果は次の通り。

【小学生】①伊津部水泳スポーツ少年団(1分39秒09)②大川子ども育成会③龍郷JVC④小宿小3年組チーム東

【中学生】①大川中ソフトテニス部A(1分19秒55)②朝日中サッカー部A③朝日中サッカー部C④名中~おいっ!

【高校生】①大島高ラグビー部A(1分19秒16)◎大島高ラグビー部B

【一般】①丸潮漕友会(1分09秒71)②ドリフターズ③ハーリー・ザ奄看ヒーローズなんです④新極真会奄美支部