徳之島３町新型コロナ対策会議

クラスター発生を受けた徳之島３町新型コロナウイルス対策会議（ｗｅｂ）＝９日、徳之島町役場会場

　【徳之島】徳之島３町新型コロナウイルス感染症対策連絡会議（会長・高岡秀規徳之島町長）は９日、伊仙町内での屋内スポーツ行事クラスター（感染者集団）の発生を受けて協議。「陽性者は徐々に減少、医療機関への入院者もいない」などを理由に、警戒レベルを現行の３（４段階中）に保留。各種行事の開催も各団体で感染防止対策を徹底、判断を委ねる方針を確認した。

　同島内４例目となる県内最多規模の同クラスター発生（６日、県認定）＝９日現在、感染確認１５３人＝を受けて１月11日以来、約４カ月ぶりの３町対策会議（オンライン方式）の開催となった。

　高岡会長は冒頭、「入院患者数は少ない。感染者の数で右往左往せずに冷静さを保った対応が大切。（クラスターの）室内競技はマスク着用にルーズな点が。今後もマスク着用など感染防止対策を町民に広報すべき」などと述べ、協議を求めた。

　各町単位のコロナ対策状況の報告も交え協議の結果、▽①「警戒レベルは引き上げない（現行３を維持）。「クラスター発生後、徐々に陽性者が減少。コロナ感染による医療機関への入院者がいない（同日現在）」などが理由。▽②「行事などについては、一斉の中止要請など措置は行わず、各団体で感染対策を徹底して判断。町主催行事も状況に応じて判断を行う」など方針を確認した。