第4回新川こどもまつり

天理教大島分教会会場では、雪を降らせる体験企画も実施された
 
 
「雪」を楽しむイベントも
「奄美地区で遊びつくそう!!」

 

 第4回奄美地区「新川こどもまつり」(同実行委員会)が8日、奄美市名瀬の新川ふれあい館、奄美小学校、天理教大島分教会の3カ所であった。同まつりにあわせ新川に飾り付けられた400匹のこいのぼりが空を舞う中、各会場で様々なイベントを実施。屋外、屋内ともに楽しめる内容で、フリーマーケット、工作教室他、雪を降らせる企画など、訪れた多くの子どもたちを楽しませた。

 「5月8日(日)は奄美地区で遊びつくそう!!」をスローガンに、子どもたちが遊びの中から、地区住民と様々な体験を通じ、豊かな社会性を育むことを目的に開催。昨年、一昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同川のこいのぼりの掲揚のみとし、同まつりは3年ぶりに開催。今回もコロナ禍の開催となり時間の縮小、周知活動を控えるなど配慮するも、家族連れを中心に多くの人たちがイベントを楽しんだ。

 同館で、フリーマーケット、四半的弓道など様々な体験教室が開催される他、奄美小学校では親子運動教室、同体育館では、エアー遊具が設置され、汗を流しながら楽しめるイベントも用意された。

 同教会の広場では「スノーマシン」が設置され、降雪体験イベントを開催。雪を模した細かな氷が広場中央に降り注ぎ、多くの子どもたちが声を上げて楽しんだ。

 3年前の第1回開催時に行われた「駅伝」に参加した平田町の山下親志くん(11)は、「(降雪に対し)氷が上から飛んできて、冷たかったけど楽しかった」と話し、一緒に参加した弟の一志くん(5)とともに、様々なイベントを楽しんでいた様子だった。

 倉井則裕実行委員長(69)は「子どもたちが喜んでいる様子が見られ、開催して良かったと思う。また来年も出来たら」と語った。

 同まつり終了後には、小中学生を対象としたNPO法人フードバンクの協力のもと、「ふれあい食堂」を実施。持ち帰りの食事を無料で提供した。