龍郷町浦では、梅雨入りを告げるかのように白い花を咲かせたイジュの木が並んでいた
沖縄に続き全国で2番目 昨年より6日遅く
鹿児島地方気象台は11日、奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。4日梅雨入りした沖縄地方に続き全国で2番目。平年より1日早く、昨年より6日遅かった。
梅雨は雨期の一種の季節現象。その入りと明けには平均的に5日間ほどの「移り変わり」の期間がある。名瀬測候所によると梅雨時期の気象現象は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しを元に発表。後日、実際の天候経過を検討し、期日を見直すこともある。
梅雨明けは、平年6月29日ごろ。昨年は7月3日に明けで、梅雨明け日を含む梅雨の期間は60日だった。
11日の奄美地方は、前線や湿った空気の影響で曇りや雨となった。この時期、奄美の山野を彩るイジュも木々にたくさんの白い花を咲かせ、梅雨の到来を告げていた。
気象庁によると向こう1週間も、前線や湿った空気の影響で曇りや雨が多くなる見通し。
12、13日の予報は雨。14~17日は、曇り時々雨、または曇り時々一時雨となっている。