保岡瑛子さんらが「極楽ツアー」

上品堂の前で笑顔の参加者たち


中品堂で説明をする佐賀僧侶


TEAMEIKO主催 奄美リトリートゲスト前山真吾さん

シマ唄ライブ計画も

 【東京】奄美にルーツを持ち、事業コンサルタントやイベントプロデュースで活躍する保岡瑛子さんが、このほど世田谷区の寺院で「極楽ツアー」を開催した。青空の下、参加者たちは特別なツアーを堪能していた。

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 「九品山 唯在念佛院 浄真寺極楽ツアー」と題したイベントは、4月21日に行われた。世田谷区奥沢にある同寺は、奥沢城跡地に建立され、東京ドーム2個分(約3万6千坪)の広大な境内を誇り、極楽浄土を体験できるという。「九品仏」の名で親しまれ、保岡さんの祖父の邸からほど近く、幼少期は彼女の遊び場だった。今でも心身を整える場として週に何度も訪れる縁から、僧侶・佐賀和玄さんより特別な配慮でかなったもの。この日も佐賀さんが案内役をした。

 早朝に集まった一行は、昭和7年創業の毛利豆腐店の豆乳をいただきスタート。総門、閻魔堂、山門、下品堂、上品堂、中品堂、龍護殿などを巡り、仏教や寺の歴史について、ユーモアを交えた分かりやすい説明に聞き入っていた。仏像の背中など普段では絶対に見られない場所にも案内され、約3時間のツアーは、写経、御朱印をいただき終了した。保岡さんは「最高のツアーでした。良いエネルギーをいただいたと思います。幼い頃から慣れ親しんだ九品仏に皆様をお連れでき、感無量です」と振り返っていた。

 参加者を「極楽」へと導いた佐賀さんが副住職を務める港区芝にある文明12(1480)年創建の「演暢山 観音院 法音寺」では、この秋、奄美の唄者・前山真吾さんのライブが行われる予定だ。