高校生就活

9月中引き続き1人1社制
就職面接会は複数応募可能

 高校、主要経済団体、県教育委員会および鹿児島労働局において県高校就職問題検討会議が開催され、来春高卒で就職を希望する生徒の応募・推薦方法の在り方を申し合わせた。9月中はこれまで通り1人1社応募制だが、高校生のための就職面接会を通じた応募は、複数応募が可能となる。

 応募・推薦方法で、全国統一事項は▽ハローワーク(職安)による求人申込書の受付開始=6月1日(高校生を対象とした求人は、ハローワークで求人内容を確認後、学校に求人提出)▽企業による学校への求人申し込みおよび学校訪問開始=7月1日▽学校から企業への生徒の応募書類提出開始=9月5日(沖縄県は8月30日)▽企業による選考開始および採用内定開始=9月16日。

 鹿児島県内に関する申し合わせ事項は、採用選考開始日(9月16日)から9月いっぱいは従来通り1人1社応募制だが、10月1日以降は1人2社までの応募を可能とする。また、貴重な若手人材の流出を防ぎ県内就職促進を目的に、採用を予定する地元企業参加の「高校生のための就職面接会」を通じた応募では、参加高校生は複数応募ができる。県内就職へ選択の幅が広がりそうだ。

 なお、今春高卒の就職内定状況(3月末現在)で名瀬職安管内の場合、県内・県外就職希望者を合わせた就職内定率は100%を達成、前年同月を1・7ポイント上回った。就職内定者数は管内16人、管内を含む県内36人、県外62人の合計98人(男58人、女40人)で、前年同月に比べ20人減少した。