天城町B&G海洋センター

天城町B&G海洋センターの10年連続「特A評価」表彰式(前列中央・菅原理事長)=16日、同町役場

 

10年連続「特A評価」で表彰
B&G財団、理事長らが直接来町

 

 【徳之島】青少年健全育成を推進するB&G財団(東京都港区、前田康吉会長)は16日、天城町B&G海洋センターの「10年連続『特A評価』表彰式」を同町役場で開いた。センターの活性化や効率化など「優良海洋センター」をたたえたのに対し、同町は「新たなスタートに」と意気を示した。

 全国386市町村に所在のB&G海洋センター計465カ所のうち、特に優れた海洋センター「特A評価」(6段階中最高)を10年連続獲得したセンターを表彰している。天城町は1987年2月に体育館やプールが完成後、90年10月に同町に無償譲渡。艇庫を含め、地域住民の健康づくりやコミュニティの場に定着させている。

 評価制度は03年度から行われているが、10年連続「特A」表彰は12年度に始まった。ちなみに20年度実績での同表彰対象は、天城町を含めて全国21センター。

 表彰式も予定したB&G全国サミット(1月24日・東京)が新型コロナの緊急事態宣言で中止されたため、同財団の菅原悟志理事長らが直接来町した。

 表彰式には、町当局や歴代の〝B&G指導者会〟メンバーなども含め約20人が出席。菅原理事長は、老朽化した施設の建て替え支援など可能性にもふれながら「活用して天城町を盛り上げながら(特Aを)今後15年、20年と続けて欲しい」と期待。森田弘光町長に表彰状と特大ぬいぐるみを手渡した。森田町長は「特A評価は光栄。新たなスタートの気持ちで施設を最大限に活用し、健康のまちづくりも進めたい」などとお礼を述べていた。