龍郷小で初の「選挙出前授業」

「選挙の出前授業」で名簿対照にドキドキする児童たち

「選挙は緊張した」
「18歳になったら必ず行く」

 龍郷町立龍郷小学校(末松雅之校長)は25日、5・6年生を対象に「選挙の出前授業」を町の選挙管理委員会と行った。これまでは大島養護学校高等部で開催していたが、2年半ぶりの授業再開で、初の小学校出前授業となった。当日は7人の児童らが参加。「選挙は緊張した」と感想が出ていた。

 授業の説明を行った町の平田駿・選挙管理委員会事務局職員によると、「選挙に触れることで、子どもたちに一歩でも踏み込んで、選挙に対する抵抗をなくしたい」との試みで「選挙の仕組みはどうなっているか」を選挙箱など、すべての選挙器材を持ち込んでの開催。また、同小では「選挙権が18歳からとなり、ますます早い時期から選挙への理解が必要とのこと」で初の授業となった。児童らは、保護者らが務める受付や投票用紙引換など行い、実際に選挙演説も聞いたうえで模擬選挙に臨み、投票シュミレーション。

 平田さんから「当日投票」「期日前投票」「不在者投票」などの投票方法や龍郷町の投票区一覧などの説明や各選挙区の議員の数、7月に参議院議員の選挙が行われることなどを聞いた。6年生の内野歩さんは、受付や名簿対照で2回も厳重にチェックすることに驚き、「選挙は緊張した。でも、18歳になったら必ず行く」と話した。