国体相撲奄美市実行委総会

かごしま国体に向けた準備などの計画が示された市実行委

選手ら600人来島見込む
22年度計画など承認、10月に大会1年前イベント

2023年10月開催予定の「燃ゆる感動かごしま国体」奄美市実行委員会(会長・安田壮平奄美市長)の総会が30日、同市名瀬の市民交流センターであった。2021年度事業報告および決算、22年度事業計画および予算の4議案を原案通り承認、同市開催の相撲競技など奄美群島で実施する競技について「奄美群島日本復帰70周年記念」としての実施を目指すことを確認した。31日に鹿児島市で開催する県実行委に提案する。大会では選手や関係者約600人の来島が見込まれることも報告された。

同市で開催する相撲競技は、来年10月13日~15日の3日間、同市の名瀬運動公園サンドームで行われる。総会では、安田市長が「新型コロナウイルス感染対策に万全を期し、安心安全な相撲競技大会が開催できるよう全力で取り組みたい」と抱負を述べ、開催に向けた準備などを盛り込んだ22年度事業計画などについて協議。10月に大会1年前イベントとして、市内で相撲大会を実施することなどを決めた。

復帰記念大会については、市町村長会の承認が得られたことを受け、実行委として正式に県実行委に要請、奄美群島で開催する正式、公開、デモンストレーションの10競技(13会場)への記載を目指す。県の承認を得られれば、文部科学省と日本スポーツ協会に提案する。

大会1年前大会については、市内8地区による対抗戦などの案が協議されており、実行委は今後、島内の新型コロナ感染状況などを踏まえながら、具体的な大会概要をまとめる。

また、県が24年度大会の開催地、佐賀県と連携して行っている「鹿児島・佐賀エールプロジェクトの推進」では、佐賀県の児童生徒らを同市に招待、相撲などを通した交流なども計画されている。