「ハブから住民守ります」

ハブの捕獲を見事に成功させた市さん

奄美署捕獲要請対応、講習会

奄美署(久保田昌二署長)は31日、地域住民からのハブ捕獲要請などに備えるため「ハブ対策講習会」を、奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターで実施した。2022年度に配属された警官を含む25人が参加し、ハブの生態や安全な対処法・捕獲方法などを学んだ。

参加者は、ハブの生態などに関する映像を視聴。同センターの本山栄隆さん(67)が講師となり、約1メートル30センチの捕獲棒を使用したハブの捕獲方法や、約2メートルの竹の棒を使用したハブの退治方法を、実践を交えて学んだ。

講師の本山さんは「実践した2人ともうまかった。今回の講習を生かして仕事を行うとともに、奄美の観光も楽しんでください」と語った。

捕獲方法を実践した、地域課屋仁川交番配属の市素子さん(35)は「練習では上からつかみに行ってうまくいかなかったが、実践では横からつかむコツをつかんだ。通報の際はきちんと捕まえ、住民の安心・安全を守れるようにしたい」、 退治方法を実践した、地域課四谷交番配属の佐野亜衣さん(23)は「ハブを前に怖かった。狙いが定まらず難しかった。交番管内でもハブは出るらしいので、しっかり対応できるようにしていきたい」と意気込みを語った。