伝統芸能など15演目披露

正名ヤッコを披露する保存会のメンバーら=先月28日、知名町あしびの郷・ちな=

知名町で 3年ぶりに「五月の祭典」

 【沖永良部】知名町文化協会青年部による第20回「五月の祭典」が先月28日、同町あしびの郷・ちなであった。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催。琉球舞踊や民謡、伝統芸能など15演目が披露された。

 祭典は、玉城流糸和会福田清美流舞道場による「かぎやで風」で幕を開け。なちかしゃぬ島唄会のメンバー13人は、「えらぶの子守唄」「れんさー節」など3曲を披露し、観客も手拍子をしたり、口ずさんだりして楽しんだ。

 伝統芸能「正名ヤッコ」では、同町正名集落の若者12人が勇壮な踊りで会場を盛り上げた。最後は、瀬利覚の獅子舞が披露され、獅子のコミカルな動きに観客も手をたたいて喜んだ。

 同協会青年部の久保朋寛部長は「開催できて良かった。島の踊りや唄は、私達の生活になくてはならないものだと改めて感じた」と話した。