龍郷町地域おこし協力隊

「龍郷町地域おこし協力隊」に着任した冨居ゆかりさん(中央)。激励した竹田泰典町長(右)、則敏光副町長

「早く地域になじみ、町民支援を」
冨居ゆかりさんに辞令交付

 「龍郷町地域おこし協力隊辞令交付・着任式」が3日、町長室で行われた。5人目となる町地域おこし協力隊の隊員に着任した冨居ゆかりさん(33)へ竹田泰典町長が辞令を交付して今後の活躍に期待を込めた。任期は6月1日から3年間。企画観光課に所属し、幾里にある「たつごう移住ガイドセンター住もうディ!」の事務所(荒波龍美館内)を拠点として、地域おこし協力隊の先輩である森まゆみさん(42)と一緒に同センター業務に従事する。

 冨居さんは、富山県魚津市出身。富山大学医学部看護学科卒。看護師、保健師免許を取得している。黒部市民病院勤務などを経て、2019年10月から半年間、応援ナースとして喜界徳洲会病院に勤務した。

 辞令交付式で、竹田町長ら町幹部は「町の実態を知り、早く地域になじみ、町民支援に尽力してほしい」「町内には高齢者が多い。看護師、保健師免許を取得しており、(将来は)コミュニティナースとしての活躍にも期待している」などと述べ、激励した。

 町に提出した応募申請書の志望動機の欄に冨居さんは「奄美大島を訪れ、島独特の文化や環境を好きになり、いつか移住したいと考えるようになった」などと記している。「龍郷町地域おこし協力隊の活動に興味があり、応募した」と話した。

 「たつごう移住ガイドセンター住もうディ!」は、▽移住・定住に関する相談受付、空き家バンク運営などを手掛けている。「普段の生活、協力隊の活動を通して自分で何ができるか考え対応していきたい」(冨居さん)。