沖永良部高校文化祭

演舞を披露するエイサー部のメンバーら=沖永良部高校=


書道部が書き上げた作品=沖永良部高校=

練習に励んできたパフォーマンス披露

 【沖永良部】沖永良部高校(室屋洋一校長、生徒数244人)の文化祭が4日、同校体育館であった。生徒らは、この日のために練習に励んできたパフォーマンスを披露した。

 昨年は新型コロナウイルス感染症対策でリモート開催。今回、会場への入場は生徒と学校関係者のみに限った。

 オープニングムービーの上映後、書道部のメンバー6人が舞台に登場。音楽に合わせて勢いよく筆を走らせ、今年のテーマ「蒼春(あおはる)」や「天晴」などの文字を大書した。

 続いてエイサー部が演舞を披露。太鼓の音と一緒に観客の生徒たちも手拍子を送り、会場を盛り上げた。

 3年生による劇やダンス、有志団体によるバンド演奏もあった。各教室では作品展示が行われた。

 書道部の西村藍香部長(3年・18)は「3年生にとって最後の文化祭なので、全員で気合いを入れて舞台に上がった。高校生活での不安や感謝の気持ちを文字に込めた」と話した。

 生徒会長の花輪富士翔さん(同・17)は「コロナの影響で保護者に見せることができなかったのは残念だが、みんなで考えて今年しかできない文化祭になった」と話した。