広域文化祭3年ぶり開催

12市町村の文化担当者ら約40人が出席した大島地区文化協会連絡協議会理事会

地区文化協理事会 11月19日、喜界町で

 大島地区文化協会連絡協議会(境賢勇会長)の2022年度理事会(総会)は17日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。事務局の県大島支庁をはじめ群島内12市町村の文化担当者ら約40人が出席。コロナ禍で延期や中止となっていた大島地区広域文化祭を、3年ぶりに喜界町で実施することと決めた。

 境会長は「今年度は例年よりイベントが多い。機運を高めながら奄美の文化振興に努めていこう」とあいさつ。21年度決算報告があり、新年度予算など4議案を承認した。

 広域文化祭は22回目で、11月19日に喜界町体育館で開催予定。奄美市、大和村、喜界町、天城町、和泊町の5市町村が舞台発表を行い、地区内から出品の絵画や書道などの作品を展示していく。

 10月16日に奄美初開催の「世界自然遺産登録記念・県民文化フェスタinあまみ2022」(奄美文化センター)へは協賛金の拠出を決めた。来年1月28・29日実施の「危機的な状況にある言語・方言サミット」(おきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちな)へは、積極的に協力していくことを申し合わせた。

 理事会後は、市町村文化行政担当者等合同研修会と銘打ち事例発表や意見交換を実施。奄美博物館の視察も行った。