徳高文化祭

お笑いと一体感で後輩らのモチベーションも高めた3年生の演劇=18日、徳之島町文化会館

今を駆ける「瞬」きざむ 全力で成果発表

【徳之島】徳之島高校(玉利博文校長・生徒数251人)の第17回文化祭は18日、「今を駆ける徳高生の物語『瞬』」をテーマに徳之島町文化会館であった。コロナ禍の影響を引きつつもクラス単位や部活動、同好会仲間たちで心を一つに取り組んだ成果をエネルギッシュに発表し、青春時代の「瞬」を心にきざみ合った。

開会行事で、生徒会長の牧園優奈さん(3年)は「文化祭を成功させるため各クラスともに頑張ってきたと思う。新型コロナの影響で生徒、先生全員が揃って本番を迎えることができず悔しいが、文化祭が開催できることに感謝して徳高生全員で盛り上げよう」とアピールした。

今年の校外客は「3年生の保護者のみ」に制約。各学年代表の弁論大会に続き、映像「太山新喜劇」(2年1組)を皮切りに、クラス単位で全員参加した映像プロモーションや演劇(3年生の4クラス)。また、書道同好会の実演「夢幻泡影」や藏越エイサー同好会の演舞、全国大会34年連続出場を続ける空手道部の演武、音楽部のドリル演奏「響け!徳高SOUND!!」なども交え、全力で発表し合った。

同会館ロビーでは並行して書画や写真など部活動作品、総合的な探究の時間・課題研究の成果なども展示。昼食時間には生徒らが取り組んだ加工品など物品販売もあった。

同校併設の大島養護学校特別支援教室の生徒たちも映像発表と手作り品の販売に参加して盛り上げた。