シード大島、初戦は薩南工と

組合せ表の位置を発表する大島・塗木監督=鶴丸高校文化館

高校野球鹿児島大会 組合せ抽選会

【鹿児島】第104回全国高校野球選手権鹿児島大会の組み合わせ抽選会が18日、鹿児島市の鶴丸高校文化館であり、夏の甲子園を目指す県大会の組み合わせが決まった。

今大会の出場校は2の連合を含む64チーム70校。7月2日に開幕し、鹿児島市の平和リース、鴨池市民の両球場で3回戦までは連日開催。準々決勝以降は平和リースを使用し、準々決勝は17、18日、準決勝は22日、休養日を設けて24日に決勝の日程で開催される(※雨天順延)。昨年同様に投手の連投を避け、夏場の選手の負担軽減を考慮し、準々決勝以降の試合日程に間隔を空ける方式が導入された。

シード校は昨秋、今春、NHK旗の県大会実績による獲得ポイントに基づいて、第1シードが大島、以下鹿児島城西、神村学園、国分中央、川内、樟南、鹿児島玉龍、鹿児島の順でシードとなった。シード8校の位置が決まった後、残りチームが抽選を行い、対戦カードが決まった。3年ぶりに開会式が実施され、伊集院の赤鹿諒由主将が選手宣誓する。

奄美勢は喜界、大島、奄美、古仁屋、徳之島、樟南二、沖永良部の7チームが出場する。春のセンバツに出場した第1シード大島は初戦で薩南工と対戦する。徳之島は開幕戦で鹿屋との対戦が決まった。大島は春夏連続と初の夏の甲子園出場を目指す。抽選会に出席した塗木哲哉監督は「センバツに出場して、甲子園を目指す楽しさと同時に甲子園の怖さも経験した。その経験をこの夏にどう生かしていくか」をカギに挙げていた。「第1シードということで相手が向かってくる中、受け身にならず自分たちから向かっていく。一戦必勝」と意気込みを語っていた。

奄美勢の初戦は以下の通り。

鹿屋―徳之島(2日、平和リース第1試合)▽薩南工―大島(2日、平和リース第2試合)▽古仁屋―鹿児島情報(3日、市民第2試合)▽種子島―奄美(3日、平和リース第3試合)▽喜界―明桜館(5日、平和リース第3試合)▽鶴丸―樟南二(5日、市民第3試合)▽志布志―沖永良部(6日、市民第1試合)