奄美地方梅雨明け

快晴の空の下、大浜海浜公園の海辺を過ごす人々(22日午後1時40分ごろ)

平年より7日早く「夏本番」
青空広がり最高気温「真夏日」記録

鹿児島地方気象台は22日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年(6月29日ごろ)より7日早く、昨年(7月3日ごろ)より11日早かった。今年の梅雨入りは5月11日ごろで、梅雨明け日を含む梅雨の期間は43日間。昨年の60日間より短かった。ようやく奄美の各地で、青空広がる晴れ間が広がった。

名瀬測候所によると梅雨期間中(速報値)の降水量(平年値)は、▽名瀬847・0㍉(539・5㍉)▽笠利676・5㍉(462・8㍉)▽喜界島610・0㍉(400・3㍉)▽古仁屋720・5㍉(488・2㍉)▽天城733・5㍉(428・0㍉)▽伊仙698・5㍉(423・8㍉)▽沖永良部699・5㍉(392・1㍉)▽与論島766・5㍉(372・3㍉)で、各地で平年値を上回った。

気象庁によるとこの日の奄美地方の天気は晴れ。奄美市名瀬の最高気温は33・7度で、気温30度を超える「真夏日」を記録した。奄美市名瀬の大浜海浜公園では、照り輝く太陽の下、波打ち際の海辺を楽しむ人々の姿が見られた。

今年からIターンで、奄美市名瀬に夫婦で住んでいるという福岡県出身の女性(28)は「梅雨明けだと思い遊びに来た。大好きな海で今日は潜らないが、いつもシュノーケルを積んで遊びに来ている」と笑顔で話した。コロンビア出身の夫の男性(32)は、「奄美とコロンビアの気候は似ている。(大浜海岸は)静かな場所で、いつ来てもきれいな海だと思う」と話した。

同測候所によると向こう一週間の天気予報は、概ね晴れ、もしくは、晴れ時々くもり。太平洋高気圧に覆われていることを理由に、晴れの日が多くなると見込んでいる。